自分の「やりすぎ」に気づく方法|訪問看護 ミント 明石市・神戸市西区・垂水区
2026/05/29
自分の「やりすぎ」に気づく方法
~がんばりすぎてしまうあなたへ精神科訪問看護の視点から~
「気づいたら無理をしていた」
「まだできると思って続けていたら、急に動けなくなった」
こうした経験はありませんか?
精神科訪問看護の現場では、
“やりすぎてしまう人”ほど不調に気づくのが遅れる傾向があります。
責任感が強い方、周囲に気を遣える方、真面目な方ほど、
自分の限界よりも“やるべきこと”を優先してしまうからです。
今回は、「自分のやりすぎに気づく方法」をテーマに、
日常の中で意識できるポイントをお伝えします。
[なぜ「やりすぎ」に気づきにくいのか]
やりすぎてしまう人の多くは、
「まだ大丈夫」と感じながら動き続けています。
これは意志が弱いからではなく、むしろ逆です。
頑張れる力があるからこそ、ブレーキがかかりにくいのです。
また、周囲から
「しっかりしている」「頼りになる」
と見られている場合、自分でも無意識にその役割を保とうとします。
その結果、「つらい」と感じる前に無理を重ねてしまいます。
[サインは色々あります]
サイン①休んでも回復しない
通常であれば、しっかり休むことで疲れは回復します。
しかしやりすぎている状態では、
・寝てもスッキリしない
・休んだのにだるさが残る
・翌日に疲れを持ち越す
といった状態が続きます。
これは、体だけでなく心のエネルギーも消耗しているサインです。
サイン② 小さなことでイライラする
普段なら気にならないことに対して、
強くイライラしたり、余裕がなくなったりする場合も要注意です。
・人の言葉に敏感になる
・ちょっとしたことで落ち込む
・感情の波が大きくなる
こうした変化は、心の余白が減っているサインです。
サイン③ 「まだできる」と言い続けている
やりすぎているときほど、
「まだいける」「これくらい大丈夫」と考えがちです。
しかし、この言葉が増えているときは、
実は限界に近づいていることも少なくありません。
本当に余裕があるときは、
自分に「休んでもいい」と言えるものです。
[気づくためのシンプルな方法]
① 「普段の自分」と比べる
今の状態を、普段元気なとき、調子のいい時の自分と比べてみてください。
・疲れやすくなっていないか
・考えるのがしんどくなっていないか
・人と関わるのが負担になっていないか
小さな違いに気づくことが、早めの対処につながります。
そしてこの気づきを得るためのポイントは普段の自分、元気な自分がどんな状態化を把握しておくことです。
② 一日の終わりに振り返る
夜に少しだけ、自分の状態を振り返る時間をつくります。
「今日は無理していなかったか」
「本当は休みたかった場面はなかったか」
こうした問いを持つだけでも、
やりすぎのサインに気づきやすくなります。
これを習慣化しておくだけでかなり違ってきます。
そして習慣を変えるには最低3週間かかります、習慣を変える事って難しい。そういう時に、伴走してくれる存在がいてくれるとうまくいく確立があがりますね。
上手に人に助けてもらうこともやってみましょう。
③ 周囲の声をヒントにする
家族や同僚から
「最近疲れてない?」
と言われたことはありませんか?
自分では気づきにくい変化も、
周囲は意外と感じ取っています。
その言葉を否定せず、一度立ち止まることも大切です。
「やりすぎない」ためにできること
やりすぎに気づいたら、次に大切なのは調整です。
・予定をひとつ減らす
・意識的に休む時間をつくる
・完璧を目指さない
こうした小さな調整が、回復につながります。
特に大切なのは、
「休むことを後回しにしない」ことです。
[訪問看護の現場で感じること]
精神科訪問看護の中で多く感じるのは、
「限界まで頑張ってから相談される方が多い」ということです。
ですが本来は、
少ししんどい段階で気づくことがとても大切です。
やりすぎに早く気づける人ほど、
大きく崩れる前に整えることができます。
普段の自分を知ってくれている存在、訪問看護の大切なひとつの役割がそこです。
[まとめ]
やりすぎてしまうこと自体は、悪いことではありません。
それだけ頑張れる力があるということです。
ただし、そのまま続けてしまうと、
ある日急に動けなくなることもあります。
だからこそ、
・回復しにくい疲れ
・感情の変化
・「まだできる」という思考
こうしたサインに気づくことが大切です。
自分の状態に少し意識を向けるだけで、
無理の仕方は変わっていきます。
「頑張ること」と同じくらい、
「気づいて調整すること」も大切にしていきたいですね。
では、またです!

