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「しんどいな・・・」それ、こころの問題じゃないかもしれません|精神科特化訪問看護ミント【明石市・神戸市西区・垂水区】

「しんどいな・・・」それ、こころの問題じゃないかもしれません

「しんどいな・・・」それ、こころの問題じゃないかもしれません|精神科特化訪問看護ミント【明石市・神戸市西区・垂水区】

2026/07/14

「しんどいな・・・」それ、こころの問題じゃないかもしれません

~夏に気をつけたい「こころ」と「からだ」の関係~

 

◆夏の過ごし方

梅雨が明け、本格的な夏がやってきました。

「なんとなく疲れやすい。」
「食欲がない。」
「イライラしやすい。」
「眠れなくなった。」

この時期になると、このようなご相談をいただくことが少なくありません。

 

精神疾患を抱えている方の中には、「また調子が悪くなってしまったのかな」と不安になる方もいらっしゃいます。

でも、その不調は、本当に心だけが原因なのでしょうか。

私たち精神科訪問看護師は、利用者さんの「心」だけでなく、「からだ」や「暮らし」にも目を向けながら訪問しています。

 

実は夏は、こころとからだが互いに影響し合いやすい季節なのです。

夏は、からだにとって想像以上に過酷な季節です

環境省や厚生労働省では、7月から8月にかけてを一年の中でも特に熱中症のリスクが高い時期として注意を呼びかけています。熱中症は屋外だけでなく、室内でも起こることが知られています。

 

暑さが続くと、私たちの体は体温を下げようと汗をかきます。

その結果、水分や塩分が失われ、知らないうちに体へ負担がかかっています。

さらに、

夜も暑くて眠れない

食欲が落ちる

冷たいものばかり食べる

エアコンを我慢してしまう

こうしたことが重なると、少しずつ体力が奪われていきます。

「夏だから疲れるのは当たり前。」

そう思って過ごしているうちに、心にも影響が現れることがあります。

 

そうです、心と体は、別々ではありません

精神科で働いていると、

「最近、不安が強くなってきました。」
「やる気が出ません。」
「イライラして家族に当たってしまいます。」

そんなお話を伺うことがあります。

もちろん、精神症状の変化である場合もあります。

しかし、その背景を一緒に振り返っていくと、

「実はここ数日ほとんど眠れていなかった。」

「暑くて食事がほとんど食べられていなかった。」

「水分もあまり飲めていなかった。」

ということが分かるケースも少なくありません。

体が疲れると、集中力が低下したり、気持ちが不安定になったりすることがあります。

だからこそ私たちは、「精神症状だけ」を見るのではなく、生活全体を見ることを大切にしています。

 

◆お薬を飲んでいる方が気をつけたいこと

精神科のお薬を服用されている方は、夏場の体調管理について少し意識していただきたいことがあります。

一部の向精神薬では、発汗や体温調節に影響を及ぼすものがあります。また、口渇を感じる副作用がみられる薬もあります。

一方で、精神疾患によっては心因性多飲がみられる方もおられます。

そのため、

「口が渇くから、たくさん飲めば安心」

とも、

「暑くないから水分はいらない」

とも言い切ることはできません。

大切なのは、自分に合った適切な水分補給です。

 

もし口渇が強かったり、水分の飲み方について気になることがあれば、自己判断せず、主治医や薬剤師、訪問看護師に相談してください。

お薬は体調を整える大切な治療です。

夏だからといって自己判断で中止したり、減らしたりすることは避けましょう。

 

訪問看護で見ているのは「生活」です

私たちが訪問するとき、

「今日は気分はいかがですか?」

という質問だけで終わることはありません。

例えば、

「夜は眠れていますか?」

「エアコンは使えていますか?」

「ご飯は食べられていますか?」

「水分はどのくらい飲めていますか?」

「部屋は暑くありませんか?」

そんな何気ない会話の中から、その方の生活を一緒に確認しています。

 

精神科訪問看護というと、「話を聞く仕事」というイメージを持たれることがあります。

もちろん、お話を伺うことはとても大切です。

でも、それだけではありません。

その方が安心して生活できるように、「暮らし」全体を一緒に整えていくことも、私たちの大切な役割です。

 

◆今日からできる、夏を元気に過ごすための5つのポイント

難しいことをする必要はありません。

毎日の小さな積み重ねが、心と体を守ることにつながります。

① のどが渇く前から、こまめに水分をとる(少量ずつ回数を増やす)

② 三食が難しい日は、一口でも栄養をとることを意識する(カロリーも大事だけど栄養バランス、特にミネラル!)

③ 暑さを我慢せず、エアコンを上手に使う(節約も大切ですが命が優先)

④ 夜更かしを続けず、睡眠時間を確保する(いつもより多めにがポイントです)

⑤ 「少し変だな」と思ったら、一人で我慢しない(救急搬送に迷ったら#7119)

環境省も、暑さ指数(WBGT)や熱中症警戒アラートを活用し、エアコンの使用や早めの予防行動を勧めています。

 

「最近、調子が悪い。」

そう感じたとき、心の状態に目を向けることも大切です。

でも、その前に自分の体にも問いかけてみてください。

「今日は水分を飲めていたかな。」

「ご飯は食べられたかな。」

「昨日は眠れたかな。」

「部屋は暑くなかったかな。」

そんな小さな振り返りが、不調の原因に気づくきっかけになることがあります。

心と体は、切り離せるものではありません。

だからこそ、どちらも大切にしてほしいのです。

ーーー最後にーーー

夏は、知らないうちに体へ負担がかかる季節です。

そして、その体の疲れは、心にも影響を与えることがあります。

日ごろから少しだけ生活を振り返ってみる習慣を身につけておきましょう。

私たち精神科訪問看護ステーションミントは、利用者さんの症状だけではなく、その方らしい暮らし全体を支えることを大切にしています。

この夏も、一人で頑張りすぎず、周りの力を借りながら、心と体の両方をいたわって過ごしていただけたら嬉しく思います。

では、またです!

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