合同会社Fun

【明石市】自分の回復に人は盲目である|精神科訪問看護ミント

【明石市】自分の回復に人は盲目である|精神科訪問看護ミント

【明石市】自分の回復に人は盲目である|精神科訪問看護ミント

2024/03/02

自分の回復に人は盲目である

みなさんこんにちは

精神科特化の訪問看護

ミントです。

 

最近リカバリーカレッジ

の事を知りました。

何なの?面白そうと

思って調べていたところ

リカバリーカレッジを

運営している方の

お話を聴くことができたので

次回ご紹介しますね。

 

今回は自分自身の

回復=リカバリーに

人がいかに盲目であるか

を感じたのでお話しします。

 

 

Aさんは20年以上前から

引きこもり、自分一人で

外出することができませんでした。

リストカット、ODは当たり前

病院で大暴れしたこともあり

家族も疲弊して大変な時期が

長くありました。

 

でも今はあることをきっかけに

外出ができるようになり、

家族の助けもあって

作業所に行ったり、好きな所に

出かけることができるように

なり、友達と呼べる人も何人か

できました。

 

そんなAさんが

「病気も治らないし普通に

働けない、自由になるお金も

ないし、死にたい。」と

泣き出したのです。

 

え?ちょっと待って

貴方が歩んできた数年を

振り返ってみてと話しました。

 

まず外に出られるようになることが

目標だったのですが、生活リズムも

バラバラでなかなか実現しません

でした。外出に対する恐怖感も

なかなかぬぐえなくて色んな

人に協力してもらってなんとか

決まった道のりを行き来することが

できるようになり、

たまたまルート的に

通うことができた通所先に

お友達ができました。

何年振りかで新しい友達ができ、

友達と出かける機会も増えてきて

今は自分で行ける所が増えてきました。

 

自由になるお金とは

漠然としていますし

衣食住に困ることはありません。

 

大変な時期を乗り越えて

Aさんコツコツ頑張ってここまで

回復したことをすっかり忘れて

しまったのかな?

 

今「ない」ことをみていては

きりがない。

これまでやってこれたこと

頑張って歩んできた道を

振り返ってもほんとに

死にたいって思う?と

話をしました。

 

もちろん

「死にたい。」は死にたいくらい

辛いの代名詞だったのですが

今できていないこと、「ない」

ものにしか視点が向けられないと

些細なことも大きな問題のように

感じて、「不満」と「不安」が

無限ループします。

 

そんな無限ループを作り出す

負の無限ループ製造機に

ならないでよ~~~って

お願いしました。

 

「そうだった。」

 

Aさん、話しているうちに

色んな事を思い出してくれて

「死にたいとか言ってないで

明日も作業所いくわ。」

と最後は笑顔をみせてくれました。

 

気持ちを切り替えて

視野を広げる事はとても大事

 

自分自身の回復や

できていること

強みには

盲目になりがちです。

 

自分ができてないこと

もっていないものの

ことで頭をいっぱいにする前に

どうぞ話をしてください。

自分とのモノローグではなく

人との対話、ダイアローグ。

 

自分には見えていない自分に

気が付くはずです。

 

人は共生するように

創られています。

あなた自身が人と話すこと

あなたとの対話も

きっと「誰か」の気持ちを

癒し、役に立っているはず。

 

ひとりでは自分のことすら

わからなくなってしまいますね。

 

自分が見えなくなったら

対話が足りていないのかも?

モノローグばっかりになって

ないかな?と自分に聞いて

みてください。

 

では、またです!

 

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。