【明石市】精神科に特化したサービス|訪問看護ステーションミント
2021/08/17
人に合わせる≠自分らしい?
自分で選択するということ
みなさんこんにちは!精神科に特化した訪問看護ステーションミントです。
この間、あるご利用者さんがスタッフのそれぞれの提案に混乱してしまい
どうしていいかわからなくなってしまうということがありました。
もちろん、みんなそれぞれにBさんの事を考えて提案や助言をしています。
Bさんもそれを十分に理解していて、だけども頭の中が混乱して
どうしていいかわからなくなってしまった。
Bさんは人から何か言われると、その時はそれがほんとにいいなと思って
「そう思います。やってみます。」となり、次の提案を受けたときには
ほんとにそれもいいなって本気で思って
「そう思います。そうします。」となる。
昔から優先順位をつけるのが
苦手で物事が順序良くこなせなかったり、
決められなかったりしてきたそうです。
人に合わせてばっかりいて
「自分の意見が無いように感じる。」と悩んで
おられました。
それって本当に自分の考えが無いのでしょうか?
私は
①Bさんが自分にとって何がいいのか考えて選択するために必要な
経験値が少し不足しているのではないか
②考えを「整理」していくことが苦手で、
「整理する方法」がわかれば自分の本当にやりたいことに考えが至って
優先順位を組み立てることができたりするのではないかな
と思いました。
物事を提案するのは意外と簡単。
でも、選択肢を整理して考える「方法」を
人紐解いて伝えていくのはなかなか大変です。
まずは目に見える方法に落とし込んで一緒に
やってみることだと思います。
相手が知らないことを伝えてイメージしてもらうって
工夫が必要だと思うのです。そういう工夫が上手な
人の話はわかりやすく入ってきやすいですね。
そこはスキルだけではなくて相手への配慮がある
ということではないかなと思います。
話をする相手の背景を知り、
その方の考え方の傾向に配慮した
伝え方を工夫する。
その前に自分の話し方や考え方の傾向を
どのくらいわかっているかということも影響しますね。
あとは、誰しも「腑に落ちる」時というのがあって
同じことを繰り返し言われてきたけど、
やっと腑に落ちたという体験てあると思います。
前に聴いたときには経験値が足りなくてイメージできなかったことも
今ならわかる!!みたいなこともありますよね。
その体験やタイミングをじっくりと一緒に待つこともひとつかなと
思います。
少し長くなりました!では、またです!