この子は“わざと”しているの?に揺れるとき
2025/08/18
困った行動に心が追い付かない
背景にあるものは?
みなさんこんにちは
今日は発達障害を抱える子供さんを育てる中でついつい思ってしまう
「わざとなの?」に揺れる気持ちと題して発達障害の行動特性に自分の理解が追い付かない
と言ったお声も良く聞かれます。
受け止め方や対処を簡単にですがまとめてみました。
■1. 「またやってる…」と心が揺れる時
「何度言っても直らない」「わざとやってるの?」
日々子育てに向き合う中で、そんな気持ちになったことはありませんか?
子どもが同じ失敗を繰り返す。急に怒る。周りが見えていない。
「発達障害の特性だ」と頭では分かっていても、心が追いつかない…。
どうしていいのかもわからないし、将来どうなるのか不安。
それは、どの親御さんにも起こりうる“揺れ”です。
■2. 発達障害のある子どもの行動とは
発達障害
ASD(自閉スペクトラム症):人との関わりや感覚に対する特性がある。過度に敏感な感覚(視覚聴覚などに)を持っていて、環境への敏感さがみられる。
ADHD(注意欠如多動症):注意力や衝動性、活動性のコントロールが難しい。極端な忘れ物など。(例えば学校に行くのにランドセルを忘れるなど)事業中じっと話を聞いていられない。
✅ ASDのお子さんの特徴
予想外のことが苦手で、パニックになる
空気を読むのが苦手
音や肌触りなど感覚に過敏で集中できない
✅ ADHDのお子さんの特徴
気が散りやすく、注意が続かない
じっとしていられない
衝動的に怒ったり手が出ることがある
そしてこれらの特性を併せ持っている場合が多く、さまざまな生きづらさがみられる場合があります。
■3. 「わざと」じゃない。行動の裏にあるもの
一見「困った行動」に見えることも、子ども本人には「うまくできない」「でも説明できない」葛藤があります。
例:
【机の下にもぐる】→ 音や人の気配でパニックになった
【話を聞いていない】→ 指示が多すぎて処理できない
【おしゃべりが止まらない】→ 衝動的に思ったことを口にしてしまう
これらは決して“わがまま”ではなく、脳の働きによって「我慢」や「行動の調整」が難しいのです。また、過敏な感覚が周囲の環境を耐え難いと感じて集団の中で他の人と同じように振舞うことを難しくさせている場合もあります。
■4. 「叱りループ」から抜け出すには
子どもが何かあるたびに「またやったの!」「ダメでしょ!」と叱ってしまう。
でもそれは、親子双方をすり減らしてしまいます。
子ども:「怒られるけど、なぜかわからない」
親:「何度言っても直らない。私の育て方が悪い?」
そんなときこそ、「叱る」より「理由を見つける」視点へ切り替えてみましょう。
■5. 子どもとの関わり方:3つの実践ポイント
① 見えている行動だけで判断しない
→ ふざけて見える行動の裏には「不安」や「理解できていない」が隠れているかもしれません。
② “叱る”より“支援できる場面”を探す
→「やめなさい」より「こうしてみようか」と提案型で声かけをしてみませんか。
③ “わからない”を認めて専門家とつながる
→ 一人で抱えず、発達支援・心理相談・学校など専門機関に早めの相談を。親御さん自信が迷いや悩みを打ち明けられる場を持つことも大切です。地域の親の会などに参加して、「自分だけじゃなかった。」と感じられるだけでも、とても気持ちが落ち着いたり、癒されたりします。
■6. おわりに:揺れていい。あなたは一生懸命なだけ。
「うちの子、他の子と違う?」「私の育て方のせい?」
そんな風に悩むのは、子どもと真剣に向き合っている証拠です。
「なぜこの行動をとるのか?」
その視点で見つめ直すこと(障害特性の理解)が、親子にとっての安心の第一歩になります。誰にでも理解してもらえない、そんな悩みだからこそ共通の悩みを持つ人の存在や、専門の知識をもつ人たちの支援を頼ることも大切です。「誰かに話すだけで、少し気が楽になった」
そんな時間が、あなたにもきっとありますように。
では、またです!


