想定を広げると楽になる

みなさんこんにちは

精神科に特化した

訪問看護ステーション

ミントです

 

最近若い人からの

カウンセリング依頼があり

訪問看護の枠組みとは

異なるのですが

相談を承っている

ケースがあります。

 

そのAさんが

「忘れ物をしたらどうしよう。」

とか「時間に間に合わなかったら・・・。」

とか

とにかくいろんなことが

心配になって不安発作のような

ものが起きる。

 

時に何もきっかけがないのに急に

わーーーっと不安がこみ上げて

きて、それがとても困っている

ということを話してくれました。

 

お話を聴かせてもらったところ

性格的にとっても真面目。

そして、あれはこう

これはこう、こうやっておかないと

◎◎だと思われる・・・・等々

「枠」を沢山お持ちでした。

 

なので、まずこうしないといけない

という考えが浮かび、できなかったら

どうしようと不安になるパターンがきたら

その真逆の想定を想像して

みてくださいと

アドバイスをしました。

 

白じゃないといけないという考えに

囚われている自分に気がついたら

わざと黒でいいという真逆パターンを

想像する。

そして、白もあり、黒もあり、

その中間のグレーもあり、

という考えを自分に持たせるのです。

 

そうすると

今まで白じゃないといけないと

思い込んでいた自分に気が付き、

そうじゃなかったら（白じゃなかったら）

どうしようという不安を（自分で）

作り出してただけか～って

気が付くと思うよと伝えました。

 

1か月、Aさんはことある事に

湧き上がるじぶんのこうある「べき思考」

に囚われそうになる度、真逆を想像して

想定を広げるという作業を繰り返した

そうです。

 

そうやってすごした1か月後の面談で

気分の浮き沈みの幅が激減し、

不安がきてどうしようもない

という状態にならなかったと

嬉しい報告をくれました。

 

これは1か月の経過なので

今後も継続して様子をみていくことに

したのですが

 

みなさんもぜひ

自分で作り出している枠に

気がついたら

真逆の枠を作り出して

どちらも自分に取り入れる

という作業を

やってみてください。

そうすると案外

大丈夫で

あれもこれもあり

じゃあそもそも何が

不安だったんだろう・・・

って感じで

楽になれるかも

しれませんよ。

 

では、またです！