合同会社Fun

【明石市】精神科特化訪問看護ミント|リカバリーカレッジあかし

リカバリーカレッジあかし:森美恵さん

リカバリーカレッジあかし:NPO法人居場所

2025/02/16

リカバリーカレッジあかし

みなさんこんにちは

精神科に特化した訪問看護ミント池田です

2月15日に行われたリカバリーカレッジあかしに参加してきました。

兼ねてからお会いしたかった統合失調症体験者であり、作家の森美恵さんに

お会いすることができました。

兵庫県立大学の川田先生からオープンダイアローグについて、対話についての講義があり、フィンランドに行かれた時のお話やムーミンの物語に隠された哲学的な言葉を紹介していただきました。オープンダイアローグが日本に入ってきて、その後自費診療ではありますがその流れがじわじわと日本に広がりつつあることもわかりました。日々の訪問の中で対話の大切さやモノローグにしないことなど意識して大切にしてきたことを改めて捉え直す機会になりました。

森実恵さんは兼ねてから噂をきいて一度お会いしたいなと思っていたので今回念願かなってとても嬉しかったです。著書にもサインをしてもらいました。率直な体験談など生の声を聴くことができました。同時になんだろう、森さんの存在自体が回復を体現されていて、薬に頼らない回復について強い信念を持たれていることなどにも感銘を受けました。回復の仕方もそれぞれなので「これが絶対正解」ということではないと思います。でも、ご自身の人生を自分らしく生きておられて、かつ自然体・・・・・。著書に語られている言葉ひとつひとつから森実恵さんの人生の体験が力強く伝わってきました。

笠原さんの移行支援の経験談からも病院と地域がどう連携していくべきかを考えさせられる問題提起をしていただいたと思います。明石市にもまだ200名以上の長期入院者がおられることや、日本の入院期間が世界中の入院期間の5分の1を占めている実情などを知りました。この現状を少しでも変えていける何かが必要ですね。明石市にはピア活動をされている当事者の方がまだまだ少ないことも知りました。移行支援(個別支援というのでしょうか)ができるピアの方は殆どおられない。病院や各所でリカバリーストーリーを語る語り部もとても少ない。そのような現状も改めて認識しました。

リカバリーカレッジあかしの活動は年に数回行われており、NPO法人居場所さんと明石ピアポの会の共催となっています。今回この2回に参加した当事者の方にはピア養成講座の修了書が発行されることになっているそうです。私も認識不足でよく仕組みを理解していなかったことを反省・・・!もっと認知されていくようにできることは発信していきたいと思いました。

12年前にステーションを開設した時と比較すると本当に時代の流れを感じます。良い変化もありますが、変化の流れが速すぎて様々なことが形骸化しているように感じることも正直あるのです。しっかりと自分たちの足元を確認しながら、どんな風に「人の役に立つ看護」ができるのかスタッフと一緒に考えていきます。

このような会を開催していただいて感謝します。次回はWRAPのねてるさんが登壇されます。3月1日10時
から。場所はサポートセンター西明石です。まだ空きがあるようです!

 

 

 

 

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。