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【明石市】精神科に特化したサービス|訪問看護ステーションミント

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2021/10/11

自分の回復は気づきにくい

どうして?

みなさんこんにちは!精神科に特化した訪問看護ステーションミントです。

最近寒暖差で体調を崩している方が多いです。

みなさん体調管理には十分気をつけて

この時期を乗り切っていきましょう!!

 

さて、

今回はなぜ自分の回復には気が付きにくいか?

答えは簡単、

のど元過ぎれば熱さ忘れるで忘れている(笑)

 

例えば3年前の自分を鮮明に覚えていると言う方

そうそういらっしゃらないのではないでしょうか。

 

人間の記憶は都合の良いように編集されているので

とても偏っていると思ったほうがいいです。

 

すごくよくなった人に

「3年前、何かあるとすぐ死にたい、って言ってたよね。」と

言われると「えっ!そうでしたっけ・・・。」となるわけです。

 

もうそんな時期を乗り越えて回復している「自分」はそんなこと

記憶の引き出しにしまいこんで忘れている。

 

そして、お金が足りない、とか

嫌な事いってくるメンバーさんがいる、とか、

こんなんじゃ将来結婚もできない、とか

悩んでいる。

 

そんなの、

そんなの、

「死にたい問題」より全然よくないですか????

 

でも自分では忘れちゃって、

「わたし、全然よくなってない。」とか

言ってしまうわけです。

 

あとは

回復曲線て写真のように波打ちながら上がっていくんですね。

一直線で回復する人はいないので、

ちょっとよくなったなと思ったら

また少し下がって、で、

次に回復したときは①ー1は

前の良くなった時①よりレベルアップしている。

こんな風に回復します。

 

でも、波があるのでどうしても

沈んだ時の方に意識がいってしまう。

②ー1の悪くなった状態は②のときより

例えば期間が短くなったり

程度が軽くなったり、

なんらかの主体的な解決ができていたりと

「回復」しているんですが

②ー1のときは

①ー1をみているので

やっぱり悪くなった=回復してないと感じる。

 

②ー2のときは①ー2をみているので

下がっている=回復してない

となってしまいます。

 

例えばもう少し長いスパンで考えてみると

①から①ー3までいくのに3年かかって

3年前の①よりめちゃくちゃ回復してるのに

①ー3にいる自分はつい最近の②ー2の状態の自分を

思い出す

②ー2だって②の時よりずいぶん

程度が軽くなったりしているのに

①ー2から「下がった」「悪くなった」

ところに注目してしまうんですね

 

それは脳はネガティブな事の方に

反応しやすいからで

明るい未来をイメージするより、

ネガティブなこと、不安へのスイッチの

方が簡単に押せてしまうんです。

 

それはDNAにも秘密があって

「不安」は人間を守ってきたのです。

 

人間に「不安」がなかったら

何も用心せずライオンの群れに突っ込んでいく

かもしれませんし、

ピラニアの川に飛び込んでいく

かもしれないし、

高いところでスキップして落っこちる

かもしれないし、

不安を感じるから用心して備えるし

不安を回避するために考えるわけです。

 

そうやって身を守るために

ネガティブな事に

反応しやすくなっているのです。

 

 

 

 

だからこそ、

体験や経験を客観的に振り返って

現在地を確かめることが大切です。

 

そして

そこへのサポートは訪問看護の

大切な役割の一つだと思っています。

 

私たちも、確かに忘れはしますが

訪問の記録をたどることもできますし

 

何より回復を応援しているので

利用者さんの良くなったところには

反応してしまうわけです!!

 

自分がどのくらい回復しているのか

認識しながら進んでいけると

なんとなく落ち込んだり

漠然と不安になることが

少なくなりますよね。

 

そんなわけで、今回は

自分の回復には気が付きにくい理由と

訪問看護の役割についてのお話でした。

 

では、またです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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