新しい環境に疲れた・・・そんな時のメンタルケア♪
2025/04/16
新しい環境に疲れた・・・そんな時のセルフケア♪
【春のメンタルケア②】新しい環境に疲れたときのセルフケア
こんにちは。
前回の記事では、春の季節の変わり目をうまく乗り切るコツについてお話しました。
今回は、「新年度のスタートで、なんだか心が疲れている…」とか、新しい環境に馴染もうと努力しているけど疲れてきた・・・・という方に向けて、新しい環境に疲れたときのセルフケアについてお届けします。
■ 春は「がんばりすぎてしまう季節」
春は環境が大きく変わる季節です。就労支援の通所を始めた方、職場が変わった方、家族の生活リズムが変わって自分のペースが乱れてしまった方、他にも支援者が異動、主治医が異動、なんてことも…。様々な年代の方々にとって、外からの変化だけでなく、自分の中の「気持ちの変化」も大きい時期です。
または、「みんな新しいスタートをしているのに、自分だけ置いていかれているような気がする…」
「無理してでも頑張らなきゃって思うけど、体がついていかない…私だけがついてけてないのかな?」
そんなふうに感じて悩みを抱えやすい時期ともいえます。
精神疾患をお持ちの方にとって、新しい環境や人間関係への適応には、より時間とエネルギーが必要です。だからこそ、「疲れるのは当たり前」と、まずは自分の心に寄り添うことがとても大切です。
■ 疲れたときに試したいセルフケア3選
① 「自分の疲れに気づく」チェックリスト
まずは、自分がどれくらい疲れているのかを知ることが大切です。
こんなサインが出ていたら、少し立ち止まるサインかもしれません。
なんとなくやる気が出ない
朝起きるのがつらい
人に会いたくない
食欲が落ちている
胃が痛い、肩がこる、眠れない
一つでも当てはまったら、「今は少し疲れているんだ」と認めてあげましょう。
日ごろから訪問看護を利用されている方だと、自分の「サイン」について担当看護師とまとめている方もいらっしゃると思います。こんな時こそ改めて自分の「サイン」について振り返って、自分の為にそのサインを使っていきましょう。
② 「1日ひとつ、自分にやさしいことをする」
がんばりすぎた心と体には、やさしさが必要です。
日々の中に「自分のための時間」をつくってみましょう。
好きな音楽を聴く
湯船につかる
美味しいおやつをひとつ
ベランダで外の空気を吸う
絵を描いたり、塗り絵をする
たとえ5分でも、「自分の心がホッとできる時間」を大切にすると、少しずつ心が整っていきます。思考をリセットすることはとても大切です。考えすぎて頭が疲れるタイプの人なら尚の事。思考を整理して考えても仕方がないことは手放しましょう。思考の整理をしていく方法として、人に話すことはとても有効とされています。話しながら、これは大切なこと、これは今考えても仕方ないこと、これは自分のこだわりだな・・・など。話すことで客観的な視点が生まれてきて思考が整理されていきます。
③ 「やらないことリスト」をつくる
新年度は「これもやらなきゃ」「あれも始めなきゃ」と、つい頑張りすぎてしまいがち。
でも、本当に大事なのは「がんばりすぎないこと」。人には誰しもキャパがあります。張り切りすぎてキャパオーバーすればそれは心や体に還ってきます。そうならないように、自分のキャパを超えているかどうか確認していきましょう。どこまでいけばキャパオーバーなのか?キャパオーバーのサインについては、生活に表れている「具体的指標」を言語化しておくことがポイントです。普段あなたの事をよく知ってくれている人と相談しながらキャパ越えの指標を具体的にしておくと役立ちます。そのうえで、「やらないことリスト」を作成してやらないことも具体的にしていきましょう。「頑張りすぎ。」「頑張らない。」「無理しない。」はどれも抽象的。頑張りすぎている時の具体的signは?頑張らないことを具体的に行動に示すと何がある?無理してる状態の時は具体的に何が起きていますか?どうなっていますか?可視化することで「やらないことリスト」がうまっていきます。
たとえば…
朝のニュースを無理に見ない
疲れている日は連絡を返さなくてOK
無理して笑わない
外出は「行けたらラッキー」くらいでいい
こんな風にやらないことを決めて、リスト化しておくことで、心にゆとりが生まれます。
■ ひとりで抱えこまないで
疲れたとき、自分でできることもたくさんありますが、誰かに話すこともとても大切です。
私たち訪問看護のスタッフは、「どうしたらこの方が今より少し楽になれるか」を一緒に考えるパートナーです。
「最近ちょっと疲れている気がする」
「新しい通所がうまくいかない」
「話を聞いてほしい」
どんなことでも構いません。訪問のときに、ぜひお話しくださいね。あなたのペースで、あなたらしく過ごせるように一緒に考えていきましょう。
■ 最後に
春の疲れは、「怠け」ではありません。がんばろうとしているからこそ、心が疲れてしまうのです。
そんなときは、少し立ち止まり、自分を労わることを忘れないでください。
揺らぎやすく疲れやすいこの時期が少しでも穏やかに過ぎていきますように・・・
では、またです!


