ヤングケアラ―シネマフォーラム
2025/03/18
ヤングケアラ―シネマフォーラム
みなさんこんにちは精神科特化
訪問看護ミントです。
兵庫県看護協会
ハーモニーホールにて
ヤングケアラー支援のシネマフォーラムが開催されました。
監督の祝さんは主には若い人が未来に夢を描き、未来に希望をもって生きていいんだよというメッセージを込めてこの映画を製作されたそうです。
監督ご自身が事故に遭った猫に遭遇した4年前の体験が発端となり、3年前から映画の構想が始まり、2年の月日をかけて昨年から上映が始まったそうです。
映画の中では主人公のこころの変化や家族それぞれの心理が描かれていました。
一見平凡な家庭が音を立てて崩れ、主人公の高校生がこれまでの平穏な暮らしから孤立した介護生活に陥っていく。一青窈さんの演じる頑張り屋さんだけどちょっと周りが見えなくなるタイプのお母さん、いつもお母さんの言うままで自分の気持ちを飲み込んでしまう主人公の娘さん、甲斐性はないんだけどとてもやさしいお父さん。アクシデントが重なり、こころのすれ違いが重なって家族の危機がやってくる・・・・。そんななかで猫を通して主人公が人と繋がり、自分の思いを伝えることや絵をの道に進むという夢に向かって再出発していくリカバリーのストーリが-描かれています。
トークセッションでは素晴らしい西野さんのファシリがあり、映画鑑賞後の私たちの揺れる気持ちが段々と整理されていくのを感じました。登壇者の方のご経歴を紹介しつつ、映画の内容を深堀してくださったことで映画をもとに実体験を交えたトークセッションが行われ、映画のからのメッセージがより深く伝わってきました。
監督の想いや、ご自身の猫との出会いから映画作成に至るまでのエピソード、実際に今その猫ちゃんがどんな暮らしをしているのかを聴いて人生における様々な出会いという「機会」、人と繋がる事の大切さを感じました。これは、後にお話して分かったことですが、監督が実は福祉の仕事もされていて、その中で演劇のWSをされているそうです。「映画には失敗はない。」と短編即興の映画を撮ったり、それぞれが夢中になってキラキラと輝く為に表現活動をされているそうです。
また、実際にヤングケアラー支援の窓口をされ、実際に家族の介護に経験がおありの胡中さんからは、登場人物の丁寧な心理の描写が語られました。映画を観た人それぞれが自分の人生のストーリーをこの映画に重ねながらそのお話を聴いていたと思います。兵庫県知事主導のヤングケアラ―支援「配食サービス」についてもご紹介されていました。何かきっかけがないと、言葉にできない悩み、そもそも自分の状況が相談していいこと、声にしていいことだと認識できていない子供、若者が多くいること、声なき人にどうやって支援を届けるかということに日々奔走されていることがひしひしと伝わってきました。
そして、ご自身がヤングケアラー当事者であった酒井さんの愛に溢れたお母さまとのエピソードの中で、「その生活が当たり前すぎて自分がヤングケアラーだという自覚はなかった。」と語られました。母一人子一人の貧困生活の中で、母が病気で伏せるようになり、母がその姿を人に見られることを嫌がった為に孤立した生活だったとお話があり、その中でもかろうじて保たれたは人との縁が人生を切り開くきっかけをつくってくれたというお話でした。酒井さんは「お母さんのおむつを替えた日 ヤングケアラ―の見つけ方」というマンガ本の中でご自身の体験についての出版をされており、ふうせんの会という大阪を拠点とした活動と僧侶という異色の経歴をお持ちの方です。https://ycballoon.org/index.html
そして、垂水区で星丘ホームというシェアホームを運営する八重ママとも出会い、なんとなんと監督、登壇者の皆様、八重ママさんと打ち上げ会に参加させていただいたという・・・♡八重ママさんはものすごい行動力で即興で監督と動画を撮影、翌日にはYouTubeにアップというとてもパワフルで素敵な方です。垂水区の「星丘ホーム」を運営されているとのことで、見学にいかせてもらうことになりました。
映画を通して素敵で多くの不思議な出会いをいただきました。
ありがとうございました。