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2022/07/20

話す?話さない?

みなさんこんにちは

精神科に特化した

訪問看護ステーション

ミントです。

 

あるスタッフがこんなことを

話してくれました。

「私、病棟にいた時は患者さんと

コミュニケーションをとるのが

上手な方だと思ってました。でも、

そうじゃなかったなって訪問に

来てから思います。何が違うのか考えたら、

あの時は

患者さんは

NSを捕まえてでも話したいことがあって

なかなか話を聞いてもらう時間がないところ

時間を作ってもらえたという

価値があったから成立していたんだと思います。」

と話してくれました。

 

 

話すことが苦手なご利用者さんは

たくさんいらっしゃいます。

 

ご自宅に伺っても、

話をする気分じゃない時があったり

そもそも対面で何を話したらいいの?

話は苦手なんだからくみ取ってほしい

と思う方もいらっしゃったり、

 

中には看護師が来てるんだから

「さあ、何を提供してくれるの?

やってみてよ。」

という構えの方もおられます。

 

そういう時こそ

自分たちが何ができるのか?

何ができないのか?

そもそも訪問看護って何?

が問われると思うのです。

 

 

まず、私たちの目的は?

「障害や病気がありながら

地域生活していくために

生活を組み立てることを

支援しに行かせていただく。」

ことなので

そのためには利用者さんの

生活をまず知ることです。

 

そのためのツールとして

「話をすること」や

「話さないこと」を

使っていく。

そう考えています。

 

楽しく話して盛り上がって

帰ってくるだけでは訪問は

成立しませんが

雑談力は本当に大切です。

 

アイスブレイクにも

必要な雑談力。

毎回毎回緊張がなかなかとれない

利用者さんもいらっしゃいます。

 

そしてよくやりがちな

「情報収集」と称した「事情聴取」

そうならないための工夫はたくさん

あります。

 

因みに私は脱線しまくる人には

あえて「事情聴取」を使うことも

あります(笑)。

 

私たちに味方してくれるのは

「時間」訪問看護の経過は

大抵はゆっくりで長期間です
(病棟に比べて)なので

「話ができる」ということだけに

囚われず、時間を味方に

一回一回積み重ねながら

関係を構築していく

そういうところにも

精神科訪問看護の

奥深さがあるなと思うのです。

 

とりとめない流れになって

しまいましたが

最後までお読みいただき

ありがとうございます。

 

では、またです!

 

 

 

 

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