精神科訪問看護導入のメリットについて
2025/03/23
精神科訪問看護導入のメリットについて
みなさんこんにちは!精神科に特化した訪問看護ミントです。
最近久しぶりに「精神科の訪問にきてもらったらどんなことをしてもらえるの?」というシンプルなご質問をいただいたので訪問看護導入のメリットについてまとめてみました。
精神科訪問看護利用のメリットは?
1. 精神科訪問看護とは
精神科訪問看護は、看護師が自宅を訪問し 精神疾患を持つ方の生活を支援するサービスです。 通院が難しい方でも安心してケアを受けられ 自立した生活を目指せるのが特徴です。制度としては自立支援医療、こども医療、重度医療(一部除外あり)が使えます。
2. 精神科訪問看護の主な効果
(1) 症状の安定と再発予防
定期的な訪問により病状を観察し 早期に異変を察知し適切な対応が可能です。 服薬管理のサポートを行うことで 治療の継続がしやすくなります。
【事例】
うつ病を抱えるAさんは、服薬管理が難しく 通院も負担になっていました。 訪問看護を導入し、看護師と一緒に服薬を確認。定期的な訪問があることで受診の時以外にも 体調の変化をすぐに相談できるという安心感があり、 症状が安定して再発のリスクが低減しました。薬に頼りすぎていたところがあると言われて今はどうやって生活を安定させながら減薬していくかに取り組んでいます。
(2) 生活リズムの改善
看護師が日常生活のリズムを整える支援をし 食事や睡眠の改善をサポートします。 健康的な生活習慣の維持が期待できます。
【事例】
統合失調症のBさんは、昼夜逆転の生活で 日常生活に大きな支障が出ていました。 かなり時間はかかりましたが、訪問看護の支援を受けながら 朝決まった時間に起床し、食事をとる習慣が定着。 次第に生活リズムが整い、活動的になりました。今では就労B型に行けるようになり、日中の居場所がみつかったと言われています。今は工賃が少しでも多くもらえることが楽しみになり、通所日数を増やせるように頑張っておられます。
(3) 家族の負担軽減
家族だけでは対応が難しいケースでも 専門職のサポートがあることで安心できます。 家族の精神的な負担も軽減されます。ご家族のお話を聴かせていただく時間を別枠でお取りすることが可能です。ご本人はもちろんの事ですが、ご家族の方々も「相談する先ができて気持ちに余裕ができた。」、「他の人には話しにくいことも訪問看護師になら話しやすい。」と仰っていただくことが多々あります。
【事例】
パニック障害を持つCさんのご家族は 日々のケアに大きな不安を感じていました。 訪問看護を導入し、生活の中でできる対応方法を工夫していきました。介護者であるご家族の面談も定期的に行いました。それによってご家族の負担が心理的に軽減していきました。 少しずつご家族の安心感が増し、家族間の関係も改善しました。家族間の対人関係が安定すると、症状の訴えも目に見えて減ってきました。安定して過ごせる時間が増えていきました。
(4) 社会復帰の支援
就労や社会参加に向けたサポートを行い 患者の自立を促します。 必要に応じて関係機関と連携し 社会復帰をサポートします。
【事例】
適応障害で休職していたDさんは 社会復帰に対する不安を抱えていました。 訪問看護師と面談を重ねながら 少しずつ外出訓練を実施。就労移行支援を利用し始めたDさんの心の揺れに寄り添うことで、紆余曲折はありながらも 結果的にパート勤務から復帰することができました。仕事が始まると新しい環境の中でまた気持ちが揺れ動くこともあり、訪問回数を調整しながら利用されています。
3. まとめ
精神科訪問看護は、患者の生活を支え、共にリカバリーを目指すサービスです。地域で生活をしながら、病状の安定や社会復帰を共に目指すためのサービスです。 専門的なケアを自宅で受けられることで 安心して生活を続けることができます。 具体的な事例を通しても、その効果が分かっていただけると思います。