【明石市】精神科に特化したサービス|訪問看護ミント
2025/02/04
メンタルヘルスは幸せな人生の土台
回復という希望
みなさんこんにちは、精神科に特化した訪問看護ミントです
最近診察に30分も時間を取ってくれるドクターがいると聞いてとても感動したのですが、その方は長期入院から脱却して地域生活を始めたころからのお付き合いで、もうかれこれ10年近く訪問しています。もうそろそろ訪問看護卒業も近いのかな~となんだか嬉しくなるのですが・・・・☆
少しずつステップアップすることで行きつ戻りつしながらも今はB型でお仕事もされています。
趣味を通じて友達も沢山できて、豊かな暮らしというか楽しみもあり、仕事という遣り甲斐もあり、そして、
丁寧に人付き合いをされる方なのでとてもいい友人に囲まれていると言うか・・・・
もちろん、対人関係に全くストレスがない訳ではないですが、今はご自身でストレスの原因になりそうなことを上手に回避できています。考えを手放すのがとてもうまくて見習いたいくらい。「●●さんがね、こんなこと言ってるねん。なんでそんな気持ちになるんかな・・・・・・。聴くだけでもしんどいわ~・・・・ま、私には関係ないけどな~。」で大体の事が流せてしまう。その強さというか潔い気持ちの切り替えが、その方を生きやすくして、暮らしを変えていったんだなとしみじみ思います。
始めからなんの苦労もなく、そのようにできた訳ではありません。どちらかというと人から言われたことや、ちょっとした態度がとても、とても気になって気持ちがふさいでしまい、何日も悩んだり、極端な判断をしたりを繰り返していました。でも、ひとり、またひとりと人との繋がりが増えていく中で、良い意味で、いいことにも悪いことにも麻痺していったというか・・・。
「そんなこと言ってくる人もいるよね、、、、、」が「結構いるな~、、、、」、になって、段々と「もう、知らん!笑いに変えよう!」という合言葉のもとコントみたいにわざと面白いことを言って笑いに変えるという技を習得されました。
環境を変えて嫌なことは忘れるということをしてみたり、趣味をみつけて没頭するようになったり、、、、そういう切り替えの工夫を積み重ねているうちに、その方自身の在り方が変化していって、明るくてなんでも話せる友達もひとり、またひとりと増えていきました。
そして、何より苦手な人にのめり込まなくなった。前は何故か自分にマイナスになる人にどうしても注目してしまい、よくないとわかっていても、でも~やっぱり~とその話を繰り返すことが多かったのですが、そういうことを繰り返していても、自分の気持ちがどんどん落ち込むだけ、そんな時間を過ごしている自分が嫌になってきたといつの日が言われるようになり、「そうじゃない自分でいたい、だから忘れることにする!」とこころを決めた瞬間があったそうです。
そこから、「自分にできることの限界みたいなもの」「自分が引き受けられる限界みたいなもの」を察知して一線をひいたお付き合いの仕方に変わっていきました。
同時に、よくご自身の調子が悪かった時の事を振り返るようになりました。あの時は〇〇の状態だったんやと思うわ・・・・とか、私もともと〇〇なところがあるからな、とか、ご自身を客観視されていることが表れているな~と感じられるようなお話をされるようになっていきました。以前はそこは触れてほしくないところといった「ガード」があったのですが、それも自然になくなってきました。
そうやってじわじわと気持ちが回復されて、今では殆どお薬を使うこともなくなってきました。今の目標は、ここから更にステップアップして、A型にいけるようになって少しでも誰かの役に立つような仕事ができたらいいなと思っているそうです。
そうそう、それで、診察も今は2カ月に1回くらいになっているのですが、その方が診察に行くと先生もとても嬉しそうに話してくれて、気が付けば30分話し込んでいるような時もあるとか・・・・。そんな話を聞くと私もとても嬉しくなります。
辛いことも沢山あり、不安定でどうなるのかなと思うような時もありましたよね、それでもたくましく前を向いて生活されているその方をみていると、本当にこちらも元気をいただくことができます。いつもありがとうございます。
「機嫌のいい自分」でいられる時間がすこしでも増えたらいいなと思います。こころの健康は幸せな人生の土台です。あなたの土台は今どんな状態ですか?
では、またです!