【明石市】精神科特化訪問看護ミント|年末年始のお知らせとご挨拶
2024/12/26
良いお年をお迎えください
皆様にとって今年はどのような1年だったでしょうか?
ミントは年内27日が最終営業日となっております。
令和7年は1月6日から営業いたします。
今年はミントにとって再出発の1年でした。
4月に加古川に「聴き上手」ができて、改めて明石、神戸市の地域に密着したステーションとして再稼働したからです。たくさんの出会いと別れがありました。多くの方に出会えたことに感謝しています。ただ、とても深い悲しい別れもあり、心が大きく揺れたこともありました。毎年のことですが様々なことがありながら、でも、時間の感覚としてはあっという間に1年が過ぎました。ホントに早い・・・・(;^_^A
いつも私達には何ができるのか?この支援を今「する」意味は?「しない」理由は?と代行行為にもひとつひとつ丁寧にアセスメントを重ねていくのがミントのスタイル。私たちが目指すことは主体性のある人生を取り戻すこと。では、主体性とは一体なんなのか?それは自己決定できること、自己統御権が守られていることです。例えばトラウマに傷つき、その辛さを抱える人は時に「過去」に自己決定を左右され、過去の出来事に自己統御が支配されてしまいます。そこからその人自身が自分の人生のかじ取りができるように回復できるようお手伝いしていくことも私たちの仕事のひとつ。
また、病気や障害が理由となって、周囲から人生の苦労を取り上げられている環境が長く続いてしまうと、人は自分の足で人生を歩むと言う感覚を失っていきます。え?自分の人生なんだから自分で歩むのが当たり前!・・・・果たして本当にそのようになっているでしょうか?他者の物差しで自分を諮って苦しむことはありませんか?世の中の価値観に押し流されて自分の考えや思いに蓋をしていませんか?身近にいる「誰か」のためにと自分をどんどん犠牲にして、その路を選んだのは「わたし」なのに、疲れ果てて思わず「誰かのせい」にしてしまったり・・・。生きているといろんなことが一旦見えなくなったり、苦しくてわからなくなったりするものです。そして、自分のこころとからだの限界を越えてしまうと、免疫力が働かなくなり、病気や障害という状態になってしまうことがあるのです。話を元に戻すと、そうやって人生の苦労を取り上げられてしまった場合には、対人関係を交通整理して苦労を取り戻してもらうことも必要です!そんなことも私たちの仕事のひとつ。
私たちの中にはもともと自己回復力が備わっています。これはこころも体も同じ。この自己回復力を意識して使っていくためには、まず、等身大の自分に向き合うことが大切です。等身大の自分に向き合うことが上手にできる人はそう多くないのでは?と思います。自分のことって自分ではわかりにくい。だから、他者を映し鏡にして自分を知っていくことが大切。自分を知るためにも人との繋がりが大切ですね。来年もまた、新しい出会いが沢山ありますように、そして、一人でも多くの人が自分らしい人生を取り戻すことができますように。
では、来年もどうぞよろしくお願いいたします。