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【明石市】精神科特化訪問看護ミント|看護師スタッフ募集

【明石市】精神科特化訪問看護ミント|うつと運動の効果について

【明石市】精神科訪問看護ミント|うつへの運動の効果について

2024/08/15

うつと運動の効果について

みなさんこんにちは
精神科に特化した訪問看護ミントです

 

今日はうつと運動の効果について簡単にまとめてみました。

【目次】

1. 運動がうつ病に与える生理的効果

2. 心血管系と代謝の改善

3. ストレスの軽減

4. 睡眠の質の向上

5. 社会的つながりの増加

6. 自己効力感の向上

7. 実際の運動の取り入れ方

 

1.運動がうつ病に与える生理的効果

運動は、脳内の神経伝達物質であるセロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンの分泌を促進します。これらの化学物質は気分や感情の調整に関与しています。運動を行うことでこれらの物質のバランスが改善され、うつ症状の軽減が期待できます。また、運動はエンドルフィンの分泌を増加させ、これがいわゆる「ランナーズハイ」と呼ばれる一時的な幸福感をもたらし、気分を向上させる効果があると言われています。

 

 

2. 心血管系と代謝の改善

運動は心血管系の健康を促進し、全身の血流を改善します。これにより、脳への酸素供給が増加し、脳の機能が向上します。また、運動は体の代謝を活性化し、エネルギーレベルを高める効果があります。これにより、日常生活における疲労感や無気力感が軽減され、うつ症状改善の助けになります。

 

 

3. ストレスの軽減

運動はストレスホルモンであるコルチゾールのレベルを低下させる効果があります。コルチゾールの過剰な分泌はストレスや不安感を引き起こし、うつ症状を悪化させる要因となります。運動によってコルチゾールレベルを調整することで、ストレスの軽減とそれに伴ううつ症状の緩和が期待されます。

 

 

4. 睡眠の質の向上

うつ病は睡眠障害を伴うことが多いのですが、運動は睡眠の質を向上させる効果があります。適度な運動は体内時計を整え、深い睡眠を促進します。良質な睡眠は気分の安定と日中のエネルギーレベルを維持するために重要であり、これがうつ症状の軽減に寄与します。

 

 

5. 社会的つながりの増加

グループエクササイズやスポーツの場は、社会的なつながりを築く機会をつくってくれます。うつ状態では孤立感を感じやすくなります。病状によっては社会的なつながりを持つことが症状の改善に役立ちます。運動を通じて他者との交流を深めることで、支え合いや励ましを得ることができ、それが孤独感の軽減に繋がりますね。また、このような機会を日ごろからもっておくことは予防にもつながります。

 

 

6. 自己効力感の向上

定期的な運動は、達成感や自己効力感を高める効果があります。目標を設定し、それを達成することで自己評価が向上し、自信を取り戻すことができます。このようなポジティブな経験が、うつ病からの回復を促進します。定期的な運動はその量や内容が適切な場合、必ず体にポジティブな変化をもたらしてくれます。

 

 

7. 実際の運動の取り入れ方

うつ病の治療における運動は、個々の状態に合わせて無理のない範囲で始めることが重要です。ウォーキング、ヨガ、ジョギング、サイクリング、水泳など、自分が楽しめる運動を選びましょう。特に、自然の中で行うアウトドア活動は、さらにリフレッシュ効果が高まります。また、運動の習慣をつけるために、毎日少しずつでも継続することが大切です。運動がかえって疲労を蓄積させては意味がありませんので、頑張りすぎてしまう傾向がある人や、自分のことを客観的に見ることに不安がある人は精神科の訪問看護を利用したり、心理士やスポーツトレーナーからのアドバイスを取り入れながら自分に合った運動を続けていくことをお勧めします。

 

 

以上のように、運動はうつ病の改善に多面的な効果を持ちます。生理的な効果、心理的な効果、社会的な効果のいずれもが、うつ病の症状を軽減し、全体的な生活の質を向上させる手助けとなります。日常生活に運動を取り入れることで、うつ病からの回復を目指しましょう。そして、再発再燃の可能性もあります。予防を目的とした日常的な運動習慣もとても大切だと思います。

では、またです!

 

 

 

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